彼女は84歳です

今日、母と一緒に母のお姉さんのお見舞いしました。
彼女は84歳です。若いときは 蘇我小町さんと言われた美人さんです。はるのさん。

後数日で 命が終わろうとしている事が私にもわかりました。
輝く白髪の周りが 薄紫と薄ピンクに とても明るく見えました。
小さくなった身体。今にも止まりそうな呼吸。その呼吸は穏やかです。
瞬きしない目。透き通った肌。力強い手の動き。

今日も はるのさんは、一人で起き上がろうとします。
髪を気遣うしぐさをします。笑顔を見せます。気丈な気品ある女性です。
病院でも 「何か仕事をください」と言ってたそうです。
身体が病にも関わらず痛みもなくスムーズな呼吸で優しい顔は、お医者さんを驚かせています。

”死に様が 生き様よ”と 以前にはるのさんが言ってました。

そのなんですね。
きっと 最期まで小町さんのはるのさんですよね。

最期も誕生と同じ神秘なんですね。

今の自分に まだまだ感謝が足りないことや努力が足りない事がわかりました。
今週は 明日が仕事始めです。宜しくお願いします。
もっと、精進しよう。と強く思いました。ありがとうございます。

おやすみなさい。